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<故 宇都宮義真 博士>

■重点は予防医学


新しい良い薬が出来る一方で、一般大衆の医学知識が向上した?こともあって、これまで医学の主眼は伝染病のような急性感染症や結核のような慢性感染症であり、素人が抗生物質で何でも治ると過信したとしてもさほど不思議ではない。確かに抗生物質の出現によって感染症の治療法は大きく様変わりしたが、それ以外の疾患に用いられあふれるほど沢山ある薬は、殆んどが対処療法薬の類で、病気を治す力はない。そのため最近はむしろ予防医学の面に重点が注がれる傾向にある。つまりどうしたら病気にならずにすむかという事が一層大切になってきたのである。

■予防に優る治療はない

病気の治療法がどんなに進歩しても、予防法に優るものはない。治療法と予防法は別なのかというと決してそうでない。病気は身体に備わった病気を予防する力が働いて治るのであり、治療する力と予防する力とは表裏一体のものである。予防医学に基づく治療法に予防接種がある。これは伝染病の感染を予防するために有効な免疫原を投与して、伝染病に対する免疫力を高めるのであるが、効果のあるのは対象疾患のみである。また薬は治療に汎用されているが、健康人が用いれば有害なだけで、あらゆる病気を予防する力のある予防薬はない。有効な予防策があるとすれば、根本的に体質改善をはかり、自然治癒力を高めるしかないのである。

■薬がなくても病気にならない

今、どれほどの薬があるかは知らないが毎日のように見聞きする新薬の数から推し量って、物凄い数になることは確かだ。しかし、これらの薬がなくなったとしても、健康を損なったり病気になったりする気遣いはない。薬がないために起きる病気はない。それどころか、日々病院でやっていることをわが身に当てはめて見てぞっとした。来る日も来る日も得体の知れない薬を飲まされ、流動食や栄養注射をうたれ、絶対安静で寝かされる、健康な人でもおかしくなるようなことが、病人には平気で行われているからである。

■薬で病気は治るのか?

ところで、大抵の人は薬で病気が治る、という先入観をもっているが、大抵の薬は症状には効くが病気は治さない。この思い違いを生んだのは、痛いか、熱があるか、咳が出るか、いずれにせよ症状がないと病気と思われない反面、病人の心理として症状がなくなれば治ったような気がするからであろう。これが対症療法の隆盛を招いたのであるが、それに比例するかのように薬害に苦しむ人も多くなった。これでは進歩したと思われる治療も対症療法として進歩しただけで、案外進歩していないのかもしれない。そういえば、病人が増えた話はよく聞くが、減った話はめったに聞かない。

■光線が足りないと病気になる

これに対し、光線は健康のために必要なもので、その不足は健康を損ない病気の原因になる。最近、予防医学や環境衛生の重要性が強く叫ばれるようになった。そのこと事態は大変良い事だが、その背景に薬物療法の行き詰まりがあるように思えるのである。実際、殆んどの薬物療法が対症療法の域を出ていないため、難治な慢性疾患に苦しむ人が増えている。これらに悩む患者に対して、当該疾患の予防に関する研究が進み、予防手段が原因の立場から治療に応用されるようになれば、患者に福音をもたらすであろう。光線療法は、この基本理念の上に成り立っており、予防と治療のはざまを埋める治療法のひとつである。しかし、多くの治療法の現状は予防とは無関係であり、根本的に発想を変えない限り、将来的にもあまり期待出来ないのが実情である。

■光線療法の将来性

人間が生身である以上、どんな病気になるか分からない。昨日まで元気にいた人が、ふとしたことで病気になる。いつ、どこで病気になるか分からないのに、病気の予防には無関心で治療は人任せにする人は、火の用心はせずに火事になれば消防署が火を消してくれると安心している人と同じで、決して美徳ではない。
さて、光線療法は、全てを含む太陽の総合光線を人工的に放射する物理療法であるが、対症療法とは異なり、元来が体力の回復や増進を目的にしており、自然に病苦を退けようとするものである。従って適応症は多く、危険な副作用は伴なわないのが特徴であり、未経験者でも容易に使え、予防医学的効果がある。しかし、まだ一般の太陽光線に対する認識が浅いこともあって、病気の予防法として、また治療法としての効果を疑問視する向きも少なくないが、これまでの光線に関する研究報告や全国の光線治療院での功績より見て、今後ますます発展することを確信している。

■無言の家庭医

夜中に熱が出た、歯が痛くて眠れない、こんな経験は誰にでもある。そんな時、家で即座に治せたら鬼に金棒である。また皮膚病のように長く患っている病人は、医者にばかり頼らずに、家で自分に出来る治療をして、医者に協力すると治るのも早くなる。光線療法で身体に備わっている生理機能が活発に働くようになれば、あらゆる病苦は快方に向かうようになっているのである。今や光線療法は家庭にも普及し、病気の予防、病人の体力増強、病後の回復などに目覚しい効果を上げている。とにかく応用範囲は数限りなく、光線療法は無言の家庭医と言うべきである。



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