光の重要性
可視光線の作用
可視光線は化学作用と物理作用の両方の特性を持ちます。
唯一、人間の目に見える光です。波長領域は400nm~800nmで、いわゆる虹の7色の色になります。
生物はこの可視光線により、昼と夜を知り、交感神経、副交感神経の切り替えを行っています。人間の場合、目から導入された可視光線は、脳の中心の視床下部に届き、自律神経に直接働きかけ、自律神経を安定させます。また、光によって生成、抑制される脳内ホルモンが注目されています。(セロトニン、メラトニン、etc)
屋内生活の多い現代人は、人工照明の影響による自律神経の乱れ、脳内ホルモンの分泌異常が指摘され、うつ病、自律神経失調症、内分泌異常の原因になっていると考えられています。太陽光は晴れの日で、およそ1万ルクス、曇りでも4000ルクスの明るさがあります。
室内の照明では、晴れの日の10分の1程の1000ルクス程度しかありません。
人体が昼中と区別する明るさは、曇りの4000ルクス~晴れの10000ルクスになります。
自然界は、すべて可視光線の7色の色で構成され、すべて意味を持っています。
自然の色は、すべて意味を持っています。例えば光合成を行う植物の葉は緑ですが、これは植物が光合成を行うためには、緑色の波長は必要ないため、反射させます。残りの6色は光合成に必要なため吸収してしまいます。ゆえに私たちの目には緑色に見えるわけです。
また、暗闇に生きる生物の多くは、光を吸収する必要がなく、すべて反射させるため、白くなります。
反対に海藻などは、地上の植物よりも光が弱い環境で光合成を行うには、すべての光を吸収するため、黒くなります。
人体のホルモンや酵素の中で、色が発見されているものが、すでに100種類以上確認されています。これは生物のホルモンや酵素が可視光線に深く関わっていることを示します。
太陽光線と紫外線、可視光線、赤外線の確認されている作用、臨床報告、研究結果
※特定の医療器等の効果を示すものではありません。
※特定の医療器等の効果を示すものではありません。
医学博士 宇都宮光明